■ 概要
住友生命保険相互会社が、労働災害によって長期就労不能となった元職員に対して、賃金の一部を支払う際に用いた独自の表現「追払い金(おっぱらいきん)」。これは一般的な法令用語である「未払い賃金」「追加支払」等を避けた用語であり、その語感と表現からして重大な問題を含んでいる。
この頁では、「追払い金」という用語の意味、背景、法的・倫理的問題点について解説する。
■ 語感の問題:「追い払う」の含意
「追い払う」という日本語には、以下のような意味がある:
- 邪魔なものを排除する
- 厄介事を片付ける
- 関係を断つように遠ざける
「追払い金(おっぱらいきん)」と読むことで、以下のような労働者排除のニュアンスが強調される:
「文句を言うなら金を払ってやるから、これで終わりにしろ」
これは、文字どおり補償・謝罪としての支払いではなく、厄介払い・口止め料を意味する。

